メモ 農業

農業についてはいつか、まとまった備忘録的記事を書きたいと思う。

ビジネスも含めた農業の現状、問題、原因、解決方法、実践に向けてなど。

その中で次世代施設園芸や先進農業経営であったり、オランダ式高度環境システムというものがたくさんでてくると思う。意外かもしれないが、農業分野というのは他の産業と比べて、先進国においてもかなり生産性を高める技術導入がおくれている。ITを導入する以前の段階ですら未だほとんどなされていない現場が多数というのが現状だ。かつて、アルビントフラーが第二の革命の波が産業革命で第三の波がITといい、現在はAIが第四の波ともいわれるなか、農業分野では第二の波すら行き届いていないのではと思うぐらい。

そんななかでも、比較的先頭を走っているといわれているのがオランダで、オランダは九州程度の面積しかないのにアメリカに次ぐ世界第二位の食糧輸出国とされている。生産性の高さと地続きで欧州各国へ輸出できる物流アクセスのよさなどがある。そんな中で小職が現在行っているのは、オランダ式環境制御技術を用いた先進農業経営の実地勉強といったところだ。当然、生産性の向上だけではビジネス展開に繋がらないので、流通や販売といったところまで広げて、平行して戦略を練っているところ。

 

また、これまで、農業で生産性を引き上げる技術導入が進まなかった一番の理由は、採算の問題があった。つまり、作物が安すぎて設備投資コストが見合わないということ。けれど、クラウドスマホなどのモバイルインターネットやセンサ技術の発達で驚くほど易く、農業分野に生産性を引き上げる導入できる環境になりつつある。

 

 

オランダ農業の競争力強化戦略を踏まえた日本農業の活性化策

https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/jrireview/pdf/7372.pdf

.オランダ農業の強みの源泉は、選択と集中、技術力、技術開発政策、生産者のサポート体制の4点 に集約される。オランダではトマト、パプリカ、キュウリで施設園芸の栽培面積の8割を占めており、 競争力のある品目に特化した研究開発・生産が行われている。

 

http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g90302a02j.pdf

 

生産面でいえば、米の田んぼ利用農地が多すぎるという点、これは政策の失敗。あと、農地集約化が進まないのは、代々受け継いだ土地を使わなくなったからといって他人に渡したくないという農家の心理的問題。あとJAの金融・融資部門中心とした機能の問題など。

 

http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g90302a02j.pdf

 

おいおいまとめたい。

農業はもうからないといわれてるけど、あれは間違い。理由はいくつかあるけど、儲からない振りして競合を減らそうとしてるのか、あと税務署だかに目をつけられなくしてるのか。

あと、現場で実感したことだが、投入リソース(資金だったり、労働力、ノウハウ・知識・アイデア)に対して、生産性が上昇する余地が一番あるんじゃないかと思う。

まぁ、こちらもおいおい。