デザイン思考

ノート型パソコンの父として知られるビル・モグリッジは生前、こんなことを言った。

「多くの人たちは、我々の周りにあるほとんどのものは必ず誰かがデザインしたものだということに気づいていない」

モノに限らず、近年であればそれは無形の体験や、ビジネス、社会システムに至るまで、誰かがデザインしている。

「人のために何か創る」ことが誰にでもできるよう世の中をつくろう、という信条のもとに生まれたアプローチが「デザイン思考」だ。

 

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不確実性と変化を許容

イデアはすぐ形にする

好奇心旺盛

マネジメントは承認だけでなく共感を

 

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ハーバード大学デザイン研究所(通称d.school)のハッソ・プラットナー教授が提唱する、『デザイン思考の5段階』という思考モデルを紹介していきます。d.schoolでは、実際にデザイン思考を授業でも取り入れており、非常に説得力があります。その「5段階」とは、次の5つです。

(1) 共感 (Empathise) - ユーザーの行動を理解し、寄り添い、何が問題なのかを見つける
(2) 定義 (Define) - ユーザーのニーズや問題点、みずからが考えることをはっきりさせる
(3) 概念化 (Ideate) - 仮説を立て、新しい解決方法となるアイデアを生み出す
(4) 試作 (Prototype) - 問題に取組み始める
(5) テスト (Test) - 検証こそが解決方法

 

重要なことは、これらが(1)から順番に連続的になされるのではなく、5つの段階は同時に行われたり、互いに影響したり、行ったり来たり、繰り返されたりすることです。順番にプロセスをたどらなければならないということはありません。連続した手順ではなく、問題を解決するための包括的な考え方/////