除塩について

いつか、農業について体系的にまとめたいと思ってますが、多分めんどくさいのでやらないでしょう。なので、適当なときに適当に主に農業関係のことについてつぶやくブログです。

除塩とは、

土壌に蓄積した過剰な塩を取り除くこと

なぜ塩が蓄積するかは2パターンあって、

。1)津波などの非人為的に外部から塩が土壌に流入する

のと

2)植物が吸収する以上に肥料を多くやりすぎて、結果、土壌に蓄積する

 

主に施設栽培(ハウス栽培)では、2)の理由で塩類集積が起こる。土壌の肥料分が雨に流されないので。

そして、塩類とは、肥料成分の中でも、窒素、リン、カリ、マグネシウム(苦土)、カルシウム(石灰)をいう。らしい。

肥料の3大要素(必須要素)は、N、P、Kで、N=窒素、P=リン、K=カリ、

多量要素は、Ca=カルシウム(石灰)、Mg=マグネシウム(苦土)、S=硫黄、微量要素は、マンガン、ホウ素、鉄・・・・・。

NPKCaMgの過剰蓄積を解消するというのが除塩の目的ですが、これらの要素の中でも、過剰に蓄積して植物の生育に障害を与えやすいもの、そうでないもの。除塩によって、取り除きやすいもの、にくいものがあります。

障害を与えやすく、取り除きやすいものは、N、窒素。窒素の中でも硝酸態窒素。全部取り除くのは無理だし、すべて悪いわけではない。

なので、施設栽培で除塩という作業を行う目的は、硝酸態窒素の過剰蓄積を取り除くと覚えておけば、試験でいうと65点くらいです。硝酸態窒素が土壌に蓄積しているかどうかを判断する目安・指標にEC(電気伝導度)という指標があります。

 

窒素について、まとめても1000ページくらいにはなり、ながくなるので、とりあえず、また。