スマート農業って

スマート農業、アグリテック、高度環境制御技術。。

農業にも情報化、技術革新の恩恵を、と力を入れてますが、対して変わらないと思います。

物事のしくみや世間、考え方が大きく変わる方向に向かうことが良いこと、パラダイムシフトやイノベーションによって世界は成長してきた。という意見は3分の1くらいは正しい、いや、その通りかもなと納得できますが、時と場合、時代の流れや時期によって、過剰なほどに変化に取り組む姿勢や変化そのものを評価する傾向があると感じます。

農業でいうと、今いろいろ模索されてる技術や導入されているもののほぼすべてが、だから何といったレベルで、(ハウス内の温度が25度になったら自動で窓を空けますとかそういうレベル)それによって、劇的に収穫量が増えたり、労働力の削減が可能になるというものではないです。新しい技術導入により成功してる風に見える農業参入者も実態は、設備投資のコストを回収できない、つまりペイしないビジネスモデルを政府の補助金・つまり税金で賄ってることでやりくりしてるわけです。その再現性・拡張性のないやり方をなぜ税金で補填しながら後押しし続けるのかというわけですが、2つあって、一つが新しい技術を過剰に評価しすぎてること(新しいといっても欧州でずっと昔からやってることを真似てるだけ)と、農業分野に対する政府のバラマキ政策といっていいのではないかと思います。

インターネットに始まり、現在では人工知能であるとかの情報技術革命の恩恵は、パソコンの中で完結するビジネスには大きく貢献するレベルではありますが、農業においてはまだまだのレベル。ロボットの認知能力身体能力が人間を超えて、人間に依頼するよりも遥かに低コストで生産性の高い仕事をできるようになれば劇的に変わるきっかけになると思います。あとは、実務的な土地の利用問題と輸送・保蔵技術の問題。

ロボットが精緻さを求められる物理的な作業を代替できるようになるのはいつのことか。収穫や整枝、誘引といった栽培管理作業やハウスの補修やメンテナンスをできるようになるのはいつだろうか。倫理的な問題を除くと、技術面では最終的に蓄電技術、かなり高性能で小型のバッテリーが必要となってくると思います。

五感にあたるセンサー技術、脳みそにあたる半導体、とクリアしてくれば

次のブレークスルー蓄電分野次第。もう少し範囲を広げるとエネルギー、動力源をどうするかという課題。

 

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