Portfolio NO.2 テラプローブ(6627)

半導体

2014年は、半導体セクターが相対的に強かった一年だったと思います。

米国市場でもフィラデルフィア半導体指数が、S&P500やナスダックといった主要ベンチマークをアウトパフォームしました。

 

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クアルコムテキサス・インスツルメンツインテルアプライドマテリアル、マイクロン・テクノロジーのうち、クアルコム以外はS&P500をアウトパフォームしました。

また、台湾の半導体ファウンドリ企業TSMCも堅調に推移しました。(ちなみに僕は、TSMCは来年は今年ほどでははないと思います。アップルがダメだと思うから。)

一方で、日本の半導体各社も一時期のオワコンとされてた時期と比べると株価自体は大きく回復をみせました。

 

昨年、とりわけ春ごろに半導体業界についていろいろ調べる時期がありましたが、非常に難しいと感じました。

まず、半導体といってもいろいろありすぎて、区別がつかなくて競合がわかりにくかったこと。また、大抵が大規模な向上などを必要として、設備投資などの経営判断に大きく業績が違ってくることや景気動向に大きく左右されがちなのでヒストリカルの比較が難しいと感じました。

 

【ロボット】

ソフトバンク孫正義社長は、半導体の処理能力向上やセンサー技術の高度化によりロボット事業の進出が可能となったと言いました。人型のロボットでなくても、車や家や家電などがネットとつながり、人の手を介さずに機能する時代になったことで、センサー、半導体、セキュリティの分野は継続して発展し、ニーズが高まっていく分野だと思います。

 

【テラプローブ】

1)この会社に注目した一番の理由は、割安だと思ったからです。

2)加えて、オワコンとされてた日本の半導体業界にあって、今後大きく業績の回復が見込めそうなこと。

3)さらに、上記のロボットなどの需要に合わせて、新規事業がうまく注目されれば人気化する可能性があること。

 

 

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事業内容、資産構成、売上規模などから比較対象企業として、マイクロニクスが挙げられる。

 

 

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パッと見て、明らかに違うのが、減価償却費の水準。

テラプローブの場合、減価償却費が今後どの水準に落ち着いてくるのかがポイントとなってくると思われる。

 

 かつてバフェットが「減価償却費の重要性に気づかずにEBITDAを強調する経営者は往々にして間違った判断をしがちであるから、そのことを投資家は決断する前に忘れてはならない」と言った 。

 

EBITDAと減価償却と暖簾。

この点については、またまとめたい。