GAIDEN
【外電】
外電とは、「昨晩の海外市場での値動きのまとめ」みたいなもんでしょうか。
最近はいわないみたいですけど。
WTI原油が前日比いくらでとか、そんなやつです。
東京の円建て商品先物市場参加者でいうと、前日東京セトルメントタイムでカットオフしたデータを記録しておいて、朝8:30時点で為替はいくらでグローベックスはいくらでだから円換算でいくらの変動でとか。やってました。昔は。
最近は、東京商品先物市場が朝の4時まで開いてて、機械トレーダーと夜型人間の人が代替妥当な値段をつけてくれてるので東京の直近値をみればだいたいわかります。
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【カットオフ】
NYSEなど米株市場のセトルメントは冬時間で日本の6時ですが、
CME Globex E-Mini S&P 500 Futuresなど株価指数先物は、6時15分。正確には、日本時間6時14分30秒から15分までのVWAP。
WTI原油などの旧NYMEXのオイル関係は、1時間45分早い4時30分。
GOLDなどの旧COMEXのメタル関係は、オイルよりさらに早いです。
ヨーロッパものはもっと早く閉まります。
タイムラグがあるので、デイリーで相関係数や強弱をとりたいときは同じカットオフで評価されているETFを見るほうが手軽でよいような気がします。
【為替】
ちなみに為替でいうと、ブルームバーグならカットオフ時間指定のティッカーがありそこそこ便利だなぁと思ってました。
一日の始まりは、ウェリントンオープンですが、実質的にはCMEの先物が始まるいまでいう8時くらいなんではないでしょうか。
冬時間の日本時間7:15ー8時まではCME先物がメンテナンスで止まってるので一番薄いと思います。この時間帯に極端に動いた時はCMEオープンにかけて戻る傾向があるような気がします。
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【1分以内で外電をチェックする】
外電をチェックするソース。
BloombergがあればANYWHEREでこと足りるんですが、無いのでそのかわりを探してました。
最近は、Interactive BrokersのTWSでいけるんじゃないかと、色々いじくってます。
TWSを入れるまでは、グーグルファイナスとかフリーのサイトをいくつか使ってましたが、その中で便利だなと思った一つにFINVIZ.com(http://finviz.com/)というのがあります。
カットオフの違いなどがあると知った上で、30秒で以下の外電の雰囲気がわかります。
・アメリカ時間帯の先物(為替、株、債券、商品)の前日比
・株式市場のセクター間の雰囲気
Futures
マルチアセット間強弱確認
マウスをパネルの上にもっていくとチャートがでてくるので便利です。
Maps
セクター強弱確認
US市場とか、S&P500構成銘柄とかいくつか指定できます。
右側のカーソルで期間指定できます。1WEEKでそーとしてみました。
US上場銘柄
パネルサイズは少し古いマーケットキャップです。今はアップルがダントツで大きいです。
BAC,JPM,C,GS,MSといったインベストメント・バンクが強かった一週間でした。
Market HeatMap Archive
10営業日の流れを確認
上から、
1) Financial
2) Service,
3) Technology,
4) BasicMaterial,
5) Healthcare,
6) ConsumerGoods,
7) Industrial Goods,
の7セクターの過去10営業日の雰囲気を2秒で認識できます。
27日のOPEC総会の結果を受けて、BasicMaterialが市場の足を引っ張った感じがわかります。
ちなみに、僕は21日の結果受けた週明け東京休日の24日朝にAUDUSDのショートを買い戻してしまいました。へたっぴ(^^ゞ
World
世界版もみれます。
今週はアジアが強かったです。トヨタ、日本電産、ペトロチャイナ、中国人寿保険、中国石油化工。
アメリカのエクソンもそうですが、大型の石油株の反発は売られ過ぎの反動だと思います。原油安だからといって全ての石油関連がわるいわけでなないということでしょうか。上下流をトータルで扱う石油メジャー系は反発してますが、掘削や鉱物といった資源は基本弱かったと思います。
一方、カナダ、メキシコ、ブラジルが弱かったです。
アメリカ、中国、日本、インドの4カ国で、全世界の原油輸入量の37%を占めます。
中国の利下げとOPEC総会の結果をうけた原油価格下落により
資源が弱く、一方原油価格下落と中国利下げ・緩和の恩恵を受けるところに物色が集まった雰囲気が
1分以内で感じ取れます。
以上、右脳でチェックする外電でした。